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第20回スモールトーク
【いまさら訊けないRAW現像と正しい入稿画像のつくり方】

今回のスモールトークは、Photoshopのプラグインとして組み込まれているRaw現像ソフトの「Adobe Camera Raw」を使って、写真の現像のスキル勉強会でした。講師は山本巌写真事務所の山本巌さん、会場はJ-COMホルトホール大分の406小会議室で19時30分より1時間半の密度の濃い勉強会でした。

PhotoshopでRawデータを開こうとする際に自動的に起動し、まずCamera Rawを使用して現像処理を行うことを促されます。毎度この表示がでるのが少し鬱陶しく感じ、プラグインを捨てたまま、捨てた事も忘れPhotoshopだけを使用し色調整して来た私は、こんな便利なソフトを使わず何年も過ごして来たことを後悔しました。

抜けの悪い写真の色修正はPhotoshopだけでは限界もあります。Camera Rawで色温度を変えると色調を簡単に変えられる事もわかりました。
また印刷原稿の同一紙面に使用の写真の色調をCamera Rawで簡単に揃える事ができる事も、写真を印刷物にする場合Photoshopより、色域外警告が詳細である事、等々・・・・。とても勉強になりました。
参加者はカメラ関係やカメラに興味にある方が多かったですが、紙媒体デザインをなさっているデザイナーは必見だったと思います。

 

記事:数野美子 写真:渡邊和己