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第12回スモールトーク【記録映像の編集作業見学+スタジオ見学】

2012年6月20日(水)

今年度第1回のスモールトークは6月20日夜、日本文理大学教授の伊藤研さんを訪ねて実施しました。
伊藤先生は情報メディア学科で「情報デザイン」「映像」などを担当されています。今回は「情報特別演習1」という科目の一環で、日本文理大学の学生たちも一緒に講義を受けました。まず始めに、情報メディア学科棟の1階にあるオープンスタジオを見学させていただきました。
同スタジオは、通常のスタジオ番組の収録ができるだけでなく、青色LEDのリングライトを使ったクロマキー合成の設備も用意されています。

 

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先日、大分のグラフィックデザイン界の大先輩である波多野義孝氏の回顧展が、大分市美術館で開かれました。会期中に催された「作家トーク」の模様を、ビデオ(伊藤先生)と一眼レフカメラによる動画(タケウチ会長)で録画しました。その記録はデザイン協会のライブラリーとして残していくことになっており、伊藤先生に編集をお願いしています。
1階のスタジオから5階のメディア工房と呼ばれる部屋に移り、メモリーカムコーダのデータをMac Proに取り込むところから、順を追って作業を見せていただきました。参加者は、業務用機器はもちろんビデオ編集の実際を初めて見る者もいて、興味深く見入っていました。

 

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伊藤先生には、編集の手順のほか、講演などを複数のカメラで記録するときの要領などについても説明していただき、今後のライブラリーづくりに大変参考になりました。また、研究用に用意されたというデジタル録画双眼鏡(ソニーDEV-3)や、1200fpsのムービーが撮れるデジカメ(カシオEX-F1)も見せていただき、その活用法についてもお話を聞くことができました。
貴重な機会を提供してくださった伊藤先生と日本文理大学の皆さまに感謝申し上げます。

文:久保木眞人 / 写真:タケウチトモユキ