来て見て買って2005大分ユニバーサルデザインマーケット

大分県内でユニバーサルデザインに取り組んでいる企業を紹介するとともに商品を展示するだけでなく販売をして、実際の日常生活の中で使ってもらう事を目的として開催しした「おおいたUDマーケット」は、会場がデパートということもあって、買い物に来た一般客や学生、車いすの方、高齢者等、多様なライフスタイルを持った方々の入場を得ることができました。また、開催前日に大分合同新聞、読売新聞等で取り上げてもらえたこともあり、別府からこのために来られた高齢者の方からは、UD商品をもっとたくさん目に触れるようにしてほしいとのご意見をいただいた。若いご夫婦の方は、お子さんが障害を持っているという事で、持ちやすく軽いスプーンやすくいやすいお皿を購入された。やはり見るだけでなく販売によって手に入れる事が出来る効果はありました。来場者で最も多かったのは、やはり高齢者で、全体的に握力が低下している方が多く、日常生活の中でそれをサポートしている商品に興味があるようだった。また、住まいのUD化に努めている企業「溝口組」さんのブースでは、体験もできるように展示されていたため、とてもわかりやすいと好評でした。

当初イベントに出展いただくために働きかけを行う上で苦労したのは、大分でまだ馴染みの薄い「ユニバーサルデザイン」が企業にも認知されていない現実を思い知らせれた事でした。そんな意味で出展企業にとっても今回のイベントがUDへの取組みのきっかけづくりにもなったのではないでしょうか。しかしながら、私達にとっても初めての試みであった「おおいたUDマーケット」は準備期間、会場設営等トータル的に考えてもとりあえず成功したと言えます。会場となったトキハインダストリー明野センターアクロスは、地元でも他にない商品の販売や店内の工夫に努めているところでもあり、今後、UD商品についても率先して力を入れていただけるものと期待しています。




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