平成14年度第6回研究会>

日時:平成15年('03)4月2日(水)午後5時30分〜午後9時
場所:別府・若竹陶磁工房
テーマ:各自愛用の使い易い陶磁器を持参(アイデアスケッチも含む)→検討
    陶土で実際にデザイン検討を行う

●第6回UD研究会には5名、オブザーバーに若竹陶磁工房陶芸教室の生徒さんが1名出席。
まずは、若竹さんが朝から煮込んでくれたというシシ鍋で腹ごしらえ。やわらく脂ものって味は絶品。
若竹さんのいつもながらの細やかな心遣いに心より感謝申し上げます。
●その後、各自が持参した愛用並びに使いやすい食器についてディスカッションの後、いよいよ陶土をこねて実際に試作にとりかかりました。
谷、小野、伊藤研究会員は、陶芸ははじめてでもありこれが意外と難しく、技術がともなわないため、イメージ通りの形にすることがなかなか出来ませんでした。約90分の奮闘の成果が以下に掲載の作品です。
●作品の出来はともかく、今年度のUD研究会の締めくくりとして、当初の目的通りこうして実際にやってみることが出来たことに意義を感じています。これを次のステップにつなげられることを願っています。
●若竹さんには何かと大変お世話になりました。

2002
6th.Report

UD-REPORTS by
Universal Design
Study Group
in
Oita design Association



■若竹さん心尽くしのシシ鍋で、まずは腹こしらえ。


■各自持参した愛用・便利な食器の検討。
(上左)若竹さんが手に持っている食器は彼の作品で、食器の外側部分に横筋を付けすべりにくい工夫を施している。
(上右)谷さん愛用の納豆用調味食器。



(下右)久保木さん持参の茶碗用ホルダー(プラスティック製で茶碗を傾けて載せることが出来、すべりにくい)
(下左)中央下の白い食器は、小野さん持参の子供用食器。取っ手が器と同じ高さで、倒れにくく、器の内側にはすりばち様の筋目が入っていて、果物などをすり下ろしできる。



■粘土で試作に挑戦。
イメージを形にしようにも技術が伴わず、悪戦苦闘。


■何とか形になった試作品。

*完成品とは言い難いモノですが、このような試みを重ね、UDについてさらに検討してみたいと考えています。

●(上左)取っ手と茶碗の間に手を差し込んで使用する。指先がかかるように茶碗に突起部分を左右に付けた、手の不自由な人の左・右利きでも使用可能な茶碗。取っ手が茶碗と同じ高さになっていて、倒れにくい。
<小野研究会員>
●(上右)厚手の小鉢。われにくく、どっしりとして、倒れにくく安定性がある。使い込むにつれ愛着の湧く持続可能(サスティナブル)な食器。
<谷研究会員>
●(下)盛り鉢やカレー皿として利用できる多目的食器。電子レンジで熱くなった皿をつかみやすいように小さな取っ手を付けた。取っ手部内側に付いた突起部は、スプーンですくいやすいように配慮したもの。
<伊藤研究会員>


■反省会
谷さん差し入れのケーキと美味いコーヒーで、奮戦後の一時。次年度も更なるステップに期待して、今年度最後のUD研究会とします。会員の皆様、1年間お疲れさまでした。




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