TOPICS

OITA DESIGN POWER 2010「 繋がるデザイン」

デザインの「チカラ」で、人とひと、人と社会を繋ぎます。

メディアの多様化・複合化が急速に変化していく中で、生活者に深くメッセージを伝えることが、これまで以上に 難しい時代になっています。

これからのコミュニケーションの新たな「カタチ」を求めて、今年の「OITA DESIGN POWER 2010」が掲げるテーマは「繋がるデザイン」。 人とひと、人とモノ、人と社会を繋ぐ6つのプロジェクトから、デザインとコミュニケーションの新たな可能性と魅力を発信しました。

 

 

dp_2010

 

みんなと繋がる! 「 繋がるデザイン」パーティー

例えば… 大分県デザイン協会会員が35名参加し、それぞれが1人づつ引き連れて出席したとすると35×2=70名の大パーティーとなる。デザイン業界にこだわらず、異業種との交流や年代を超えて新しい出会いのつながりが出来ていく・・・そんなパーティーにしたい。今回の「デザインパワー2010」のオープニングを兼ねて派手に開催し、トータルで「繋がるデザイン」というテーマにデザインをコミュニケーションの1つのツールとして成功させたい。

 

条件1 協会員が家族や同僚、知人など1人~2人を引き連れてくること。

条件2 自己紹介用の名刺(2枚)を全員が持参すること。

※受付にて1枚は回収→「名刺展」グループとコラボ

 

日時: 11月20日 土曜日 17:30~18:00 (受付) 18:00~20:30 (パーティー)

場所 「トラットリア魚8」を貸し切り 大分市府内町3-5-1

費用 ¥4,000

内容

1 あいさつ、協会の紹介(タケウチ会長)

2 交流会

・自己紹介→協会員が連れてきたメンバーを含め、紹介する。1グループ1分以内

・名刺・景品抽選会 名刺グループ

3 DESIGN POWER 2010のプレゼンテーション

(5グループ×3分程度) 各グループリーダー

4 あいさつ(原田副会長) 担当 佐藤大作・下川啓二・越田剛史

 

dp_2010_7

 

 

dp_2010_3

 

名刺で繋がる!  繋がる名刺展

人と人が“繋がる”うえでのツールのひとつである「名刺」をテーマにもちデザイン協会員による2つのWEB展覧会を開催しました。している名刺のWEB展覧会です。素材や表現に重点をおかれたものからシンプルさにこだわったものまで様々。大分県の各分野で活躍している会員の名刺をお楽しみいただきました。

 

協会員による「!」な、名刺展

デザインをするうえでその表現には様々な制限があることがしばしば。今回そんなことを一切気にせず自由な発想で会員の皆さんに名刺のデザインをしていただきました。遊び心をもって自由に表現していただいた協会員によるたのしい!アイデア!使ってみたい!そんな「!」な名刺展でした。

 

名刺班

提供していただきました名刺を撮影し、2010年11月初旬から2011年3月までwebにて公開させていただきました。

 

名刺展開催にあたり

協会員であるグラフィックデザイナーの方に自分の名刺に対するこだわりの話を伺う機会がありました。当初学生会員だった私はあの小さな四角の中に、フォント、配置、紙の素材、余白の使い方などこだわりが詰まっている事を知り大変興味を持ちました。たまたまデザイン協会の総会の集まりの際に、名刺デザインをデザインパワー2010の案の1つだと耳にし、制作を通して学べる事が沢山あるのではないかと思いやってみたいと思いました。一人でも作ってみようと思っていたので、まさかリーダーをさせていただくとは思いもしませんでしたが、たくさんの会員の方々に助けていただき今回イベントの機会を頂きました。みなさまにはこのイベントを今後の名刺デザインのヒントとしていただき、私自身の目標はデザインを学び、それに関わる方々と一人でも多く繋がる事が出来れば本当に嬉しいです。

名刺展チーム 今村 まりこ 名刺展チーム 今村 まりこ・中村まさのぶ・原田忠輝


 

 

dp_2010_2

 

アートで繋がる!   ZINE展~人のそれぞれを綴じる~

「ZINE」は個人の思いや考えを様々な表現で、手作りの本に綴じ込めたものと考えていただければいいかもしれません。そんな手作り本「ZINE」を集めた展覧会です。 今年日本では、電子書籍元年になるかもしれません。これから出版も急速にペーパーレスの時代に入っていくことは間違いないでしょう。それでも、従来のペーパーものの魅力が失われることはないと思います。自然に棲み分けがすすみ規模は小さくなっても紙媒体の「本」「雑誌」は、なくなることはないし、かえってその特性が生かされることになるような気がします。 「ZINE」はそう言ったもののひとつの形だと思います。時代が変わりいろいろなものが「進化」することは、人によって賛否があるのは当たり前ですが、良くも悪くも多くの人が求める形に収まっていくものです。それが進化なのでしょう。でもすべてがなくなるわけではないし、選択肢が増えることにもなるわけで、「ZINE」もコピー機や、デジカメ、パソコン、プリンターなど従来の印刷では考えられない手軽さの恩恵のもとに生まれたことも事実ですから、個人の思いが表現しやすくなったと考えれば、ありがたいことです。

 

dp_2010_8

 

日時 2010年11月3日~11月28日の土曜・日曜・祝日の10日間

会場 DAR VIDA(竹田市久住町白丹)

時間 10:00~17:00

入場料 200円

 

 

dp_2010_4

 

デザインで応猿!   高崎山のおさる展

デザインパワー2010の一環として、大分市観光課よりの依頼で高崎山のイベントに参加しました。

「高崎山チームD群」というチームを結成し、9日間という期間の中で、「協力」という形でワークショップを 開いたり、高崎山のサルにちなんだアート展を開催するなど、市民の皆さんにも参加していただきながら、 一緒にデザインを通して高崎山を応援するイベントを作り上げる事ができました。

 

大分市主催市民参加の「サルエ」

1.ビーズで作るおサルの顔をつくろう

市販のビーズを使い、色んな顔のサルを描こう!!というもので、子どもたちはおサルの顔だけでなく、 思い思いの絵をビーズで作り、個性的で可愛らしい作品が出来上がりました。

2.木工クラフト「親子の木工教室」

糸のこを使って、サルのお顔を木で作ろう!!というものです。チーム内の毛利さんと、石井さんが糸のこを 用意していただき、実際に糸のこを子ども達に使ってもらおうというワークショップでした。石井さんが色々な型を用意して くださったおかげで、子ども達も自由な発想で、おサルだけでなく、色々な作品を一生懸命作っていました。

3.おサルのお面を作ろう!

予めおサルの絵を描いた紙に色を塗り、お面を作ってもらいました。作業が簡単で 小さな子ども達も気軽に参加できたこともあり、今回のワークショップで一番のにぎわいをみせていたようです。

開催日:11月20日(土)

会場:高崎山 おさる館

 

大分県デザイン協会主催「サル・アート」展示会

1.サルポス

大分県デザイン協会の会員の皆さんから募集された高崎山のポスターを常設展示しました。

2.サルT=応募総数=390名

おサルをモチーフにしたTシャツのデザインを協会員から募集し、来場者に好きなデザインを 投票してもらいました。各投票者の中から抽選で各1名づつに、そのTシャツをプレゼント。 又、外れた方の中からさらに抽選で10名に「高崎山年間パスポート」をプレゼントしました。

3.サルメッセ

当日、大きなボードを会場に用意し、そこにおサルへのメッセージを来場者の方々に書き込んでもらいました。 思い思いのメッセージがボードいっぱいに書き込まれました。 おさる館の前で書き込んでもらったボードをその後、館内に移動し展示。来場の方もにこやかな姿で眺めていました。

開催日:11月20日(土)~28日(日)

会場:高崎山 おさる館

 

 

 

dp_2010_5

 

街と繋がる! 「ありがとうPARCO」ポスター展

約2ヵ月の開催でしたが、事故もなく無事に終了できました。 これもポスター展に関わった会員達の努力と、温かく見守ってくれた皆様のおかげであると感謝いたします。

 

残念ながら大分パルコはなくなってしまいます。 しかし、このポスター展でパルコとの関係を再確認したメンバーの思いは、多くの方と共有できたのではないかと思います。

デザインパワーのテーマである「繋がる」

少なくとも我々メンバーは、パルコへの思いを通して、強く繋がったと確信しています。 この繋がりが、一人でも多くの方に広がれば幸いです。 ありがとうございました。

 

2011年1月に閉店してまう大分パルコに感謝のメッセージを送ろうと始まった「ありがとうパルコ」ポスター展。

大分県デザイン協会会員有志20名の参加で12月18日(土)スタート。

閉店までの約1ヶ月半、パルコ店内での展示されます。

オープニングの18日は、大分市中心街のガレリア竹町ドーム広場での「街なかアート」の一環として20名24点の作品が集まりました。

 

日時:12月18日(土)正午~夜8時まで

場所:大分市ガレリア竹町ドーム広場

入場無料

19日からパルコ店内での展示予定

 

dp_2010_13

 

dp_2010_9

 

dp_2010_12

 

dp_2010_11

 

dp_2010_10

 

 

2010年12月18日 大分市ガレリア竹町ドーム広場にて

写真 山本 巌

 

出品者(順不同・敬称略)

安部慎一郎

なかむら葉子

越田剛史

西口顕一

山本巌

下村あつこ

池辺清信

中村まさのぶ

根之木英二

原田忠輝

渡辺弘司

羽田紗耶香

河野圭治

古庄優子

下川啓二

タケウチトモユキ

麻生勝水

高木正人

片山見記

菅沢勇

 

dp_2010_14

 

1977年から大分の青春をサポートしてきた大分パルコが閉店してしまう!
四半世紀前に青春時代を過ごした私にもショッキングなニュースでした。
これはオープン時の若者から今の若者まで、この約35年間に青春時代を過ごしてきた大分の人々にも同じようなニュースであったに違いありません。

中学1年の時、入るのさえ怖かったパルコ。
最初に買ったのはJUNのTシャツでした。
中学生に買えるDCブランドものの中ではこれが一番安かったと記憶しています。
私の中学ではお洒落さんの部活ウェアはJUNのTシャツだったのです。
高校合格のお祝い金を握りしめて、入ったBIGI。
大人の香りがしていました。
ハウスマヌカンに憧れて、通いつめたペイトンプレイス。
高校生だった私の、年上の女性への恋は叶いませんでしたが、誕生日にベルトをもらったことは今でも私の自慢です。

そんな青春の舞台だったパルコが閉店してしまう!

大人になった今、何かパルコのためにできないか?
そう考えたとき、単純に「ありがとう!パルコ!!」と言いたくなりました。
ありがとう、パルコ。ありがとう、私の青春。
こんな思いを持っているのは私だけではないと思います。
そこで、パルコとの思い出をポスターにして、最後の最後にパルコに感謝しようじゃありませんか!
大分県デザイン協会会員皆様の参加をお待ちしております。

 

開催期間:2010年12月中旬~
開催場所:大分パルコ店内
ポスター:B全サイズ

 

担当:菅沢勇、麻生勝水

dp_2010_6

 

ネットで繋がる! OITA DESIGN GALERY SHOP

大分県デザイン協会ネットショップを2011年4月にオープンします。
このネットショップは販売が主ではなく、商品を介してのコミュニケーションとネット上のギャラリーとして運営していきたいと思っています。
出品作品は一定のクオリティ、コンセプトを保つため、大分県デザイン協会運営委員会が方向性にあうかどうか審査させていただき掲載をお断りする場合もございます。
ぜひチャレンジしてください!

 

ネットショップの概要

1.役割分担
・商品出品資格者/大分県デザイン協会会員
・商品の審査・承認/大分県デザイン協会運営委員会
・ネット管理・運営/大分県デザイン協会WEB研究会
・料金設定/出品者(作品の代金は、送料,代引き料込みの値段で設定してください)
・商品の管理・送り出し/出品者
・入金管理/大分県デザイン協会WEB研究会

2.出品の際必要なもの
・出品者が制作に関わったオリジナル商品
・商品の詳細がわかる画像
・出展者自身の画像
・商品名、出品者名、商品金額、お問い合わせメールアドレス等を書き込めるフォームに記入いただきます。
・出品料:初年度は無料。次年度から出品料3000円とします。

3.販売手数料
販売売上金額の20%を大分県デザイン協会の販売手数料とします。商品代金決済は宅配便代引きのみとします。振込先は大分県デザイン協会WEB研究会口座とし、商品代金入金後、出品者に80%を振り込み決済いたします。振り込み手数料は出品者負担とします。

※記載事項は運営上の都合により多少変更する場合があります。

 

デザインってなんだろう、と
考える人の数だけその答えがあると思います。

つくることだけがデザインすることではありません。
つくらないことがデザインだったりもします。

デザイナーのつくるものにはその思考の形跡があります。

そのつくったものを選ぶのもデザイン、
選ばないのもデザイン。

デザインは人を取り巻く世界なのかもしれません。
その世界をどう認識して形成するのか。

大分のデザイナーのつくった商品を
ギャラリーのように並べるショップを作ります。
ひとつの商品が水の波紋のように
デザインの思考を広げるきっかけになれば最高です。

スケジュール
2010.10~12 会員より出展者募集
2011.1~3 テスト運営
2011.4 SITE OPEN

 

担当/古庄優子、松村亮司