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第18回スモールトーク【工房ラパロマツアー】

大分県デザイン協会では、会員間の親睦交流と勉強、情報交換などを兼ねた小イベント「スモールトーク」を年に数回開催しています。

7月8日(土)、国東半島は国見町にあるものつくりアーティストの街「ギャラリー通り」を訪ねました。通りに集まるいくつものギャラリー・工房を案内してくださったのは、「工房ラパロマ」を運営される中野伸哉さん。

中野さんのお店では、息子さんの中野マーク周作さんのとらわれない発想による民芸もの、動物、怪獣の陶芸作品が所狭しと並んでおり、目が奪われます。一旦すぐにお店を出てギャラリー通りの概要など中野さんにご説明頂いたのですが、作品をもっとじっくり見ていたくて気もそぞろになってしまいました。

 

 

 

ラパロマさん見学は最後にもう一度ということで、後ろ髪を引かれながら一旦昼食へ。ネパール料理店「ネパーリ・バンサ」は、ギャラリー通りにオープンしたばかり。イラストレーターで陶芸作家であり、空き家再生プロデューサーとしても活躍される中野さんの助けもあり、「過疎集落の中の外国人家庭料理の店」と話題になりました。

 

 

「国見郷愛記念館」へ。精米所だった建物を改修し、郷土作家の作品を展示しているここも、いつまでも見ていたい、建物の外に出たくないと思わせる魅力がありました。

 

 

「すずめ草」〜染物のよつめ染布舎さん、陶芸の岡美希さんのギャラリー工房へ。たくさんの刺激的な展示物と、実際の作業工房を見学。これは、1日では回りきれませんね。

 

 

「涛音寮」。明治中期に建てられた三階建ての造り酒屋が、表具家・和田木乃実館長による帯・着物を使用した屏風等、また県内外の作家たちの作品工房ギャラリーとして20年目を迎える。和田館長さんのご案内の中途、残念なことに帰りのタイム・リミットが迫りあたふたと広い館内を後にすることに。ギャラリー通りにはまだまだ様々な作品工房は20件もあり、もう一度、いや何度も訪ねたいとデザイン協会会員誰もが思ったのでした。

 

 

「工房ラパロマ」に戻りました。今度は、作品鑑賞だけでなくマーク周作さんの制作現場を直接見学です。驚異の集中力で、1日に100個以上もの陶芸作品を仕上げます。そのひとつひとつが、ものつくりを生業にしている人なら子供時代に持っていたであろうもの(夢と想像のイメージ)を、形あるものに昇華させていますね。リクエストも受けられるということで、タコを即興で作ってもらいました。

 

 

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今回の「スモールトーク」参加メンバーは越田、小野、数野、桂木、佐藤、松村、山下、山本、渡邊の10名。

写真撮影とレポートは渡邊でした。